2010年01月25日

漫画全巻販売がヒット 大学院の経験生かす(産経新聞)

 今、世界中で注目されている日本の文化「漫画」。その漫画を全巻セットで販売する世界初のインターネットサイト「漫画全巻ドットコム」が2006年8月に立ち上がった。ヒットしたドラマや映画の中には、コミックを原作としたものも多く、同サイトを運営するTORICOの安藤拓郎社長は「現在の月間アクセス数は250万件で、ドラマや映画を見た人が当サイトを通じて購入するケースも多い」と、好調な業績に相好を崩す。

 ◆スニーカーで失敗

 安藤社長は大学卒業後、外資系企業を経て、大手総合商社に入社。その傍ら、中国で製造したデザインスニーカーの販売を始めた。「スニーカーの販売は友人と2人で副業で始めた。そこそこ売れていたので商社を退職して05年に起業したが、起業してからは全く売れなくなった」

 このため、スニーカーの販売に代わる新しいビジネスプランを模索しているときに、デジタルハリウッド大学を知り、06年4月にデジタルハリウッド大学院に入学した。

 大学院の起業ゼミで起業化についてさまざまな勉強をする中で、大学院で学んだことをサイトで生かせないかと考えて思いついたのが、『週末ひきこもりセット』サービスだ。「週末に一歩も外に出ないで、DVDや食事、漫画などがワンパッケージで届けられるサービスがあったら面白いのではないかと考えた。まず、コミックを全巻セットで家に届けるネットサービスを始めることにした」

 販売開始当初は、中古本が主体だったが今はすべて新品。「中古本では流通量が限られているので一冊一冊集めるのが大変で顧客の注文に対応できないことも多いうえ、新品本ならば出版社からの協力も得られる」

 ◆世界中から注文

 現在、扱っている漫画のタイトル数は約5000。購入時にポイントが付与される会員の数は6万5000人に達し、海外からも注文が入る。今後、さらにタイトル数を増やしていく予定で、当面は3万タイトルを目標にしている。

 デジハリで学んだ経験は、人脈面でも大いに役立っている。

 「同じ大学院や大学の人にサイトの作成を手伝ってもらったり、大学院を出てからビジネス先でつきあいが始まったりしている。実際、フィギュアを扱っている会社に就職した人から一緒にビジネスをやらないかという声もかかっている」

 デジハリでの人脈やこれまでの経験を生かして、「今後は、DVDやアニメソングのCDなど、本以外に取扱商品を増やしていきたい」

                   ◇

【用語解説】デジタルハリウッド大学

 構造改革特別区域法に基づき、学校設置会社のデジタルハリウッド株式会社(東京都千代田区)が2005年4月に開学した4年制の大学。デジタルコミュニケーション学部デジタルコンテンツ学科を設置、東京・秋葉原とお茶の水、八王子にキャンパスをもつ。在学生は1003人(09年4月現在)。大学院は04年4月に開学した。

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posted by カワチ ジュンイチ at 08:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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